今、テレビで、クリント・イーストウッドさんが
監督した映画に使ったジャズの曲を、
コンサートで、もう一度演奏する
そんなイベント、やってる

Joshua Redman, James Carter, Barry Harris, James Moody
色んなすごい人が出て、素敵な映画のシーンが流れて。。

もう、メインストリームの人は、ほとんど亡くなってるから
こういうイベントも、少しずつ顔ぶれも変わって来てるけど
やっぱり私は大好き。

親と一緒に住んでいた頃は、こういうの
お父さんと、本当によく一緒に見た、よ。

ジャズが好きで好きで、どうしようもないお父さん。

グラミー賞、アメリカン・ミュージック・アウォード、
アカデミー賞、などなど、色んなのを、一緒に見ては

「この曲はどこがどう好きか?」
「今日のエラは、いつもより苦しそうに歌ってる」
「絶対音感のサラの方が、相対音のエラより
 フラットして聞こえるのはなぜか?」
「私は、やっぱり、ジョー・ヘンダーソンが好きだ」
「アメリカのジャズメンのすごいところは
 複数でかけ合いをしても、絶対、お祭り騒ぎみたいに
 ならず、どこまで行っても、馬鹿さ加減でごまかさず
 ちゃんと音楽的にお互いのフレーズをトレードしてる」

などなど、、、夜中ずっと、そんな話をしたっけ。

もう、一人暮らしをして24年。
最近は、こういう番組も、お父さんと見る機会は
とても少ない。

で、今わかった。
私にとって、ジャズとはお父さんのことだ。

ええお父さんから、生まれて来たなぁ。

私は歌が下手だと言われたことがない。
確かに、一生懸命練習したら、歌えなかった曲はない。
でも、それは90%ぐらい、両親の才能なのだ。
あとの10%ぐらいは、まぁ、私も頑張ってるが、
でも、私が音楽出来てるのは、両親のおかげなのだ。
本当に、すごい贈り物をもらった。

私がプロ歌手生活24年目にして初めて
ジャズのアルバムを出せた時に
dedicated to my father: Akitoshi Yasunori
とクレジットした

何も言わないのに、その文字を見つけてくれて
後で「父と子」みたいな特集で新聞にインタビューされた時に
「嬉しかった」と言ってくれた

だから
一度でも、私が、こんなイベントに出ているところを
お父さんに見せてあげられたら、お父さんは
きっと、本当の本当に喜んでくれるだろう。

私には子供はいない。
だから、親孝行をたくさんしたい。

ひとつ、頑張ってみる、かな・・・

ジャズとはあなたにとって何ですか?という
くだらない質問には、答えないようにしてきた。

でも、これからは
ジャズとはお父さんのことです、と答えよう。

クリント・イーストウッドさん
ありがとう。

私はあなたの息子さんの音楽も
大好きですよ。

「JAZZ means MY FATHER to me」に3件のコメントがあります
  1. グラントリノ!
    クリントイーストウッドの映画のタイトル グラントリノこれがええよ。主演と監督そしてサントラも、とにかく見て!!泣いた
    クリントイーストウッドジャズ・ナイトのタイトルで昨夜やりよったよ。わしゃ飲み潰れとったけどね!

  2. こんにちは。
    以前京都の洛北カナートでCHAKAさんを偶然目撃して、感動をコメントしたものです(^^)

    あとでお返事が書き込まれてるのを見つけて、びっくりしました。″PHY・Sの頃から好きだったあの天才と、長い年月を経てネットでコミュニケーションすることになるとは!″という感じで。ありがとうございました。

    ブログを読んでいて、あのライヴでのCHAKAさんは今回ブログに書かれているような、その瞬間の演奏の空気を音でまた返していったり、意図的に音感から微妙にフラットさせていたり、ほんと見事でした。
    様々な起伏や音色で表現される繊細な一音一音を浴びる至福の時間、といった感じで。

    幼い頃からのお父さんから頂いたものやCHAKAさん自身が培ってきたものが、あの日しっかりぼくにも届いたのではないかと感じます(^_^)

  3. ジャズ
    >よう、姉弟!

    いつもコメントありがとね!

    クリントイーストウッドは、特に日本では男性に
    人気がすごいよね。

    グラントリノ、見てみるよ。

    深酒、せんようにね(*^_^*)
    心配じゃけ

    >士郎さん

    ありがとうございま~す!
    カナート、クィリティーの高いジャズライブを
    無料で。。素晴らしいと思います。

    山口武さんが8年やってこられたコンサートです。
    見てくれてありがとう。

    お父さんには音楽は大反対されていました。
    (私が、やるべきこと=学校の勉強を
     全くやっていなかったからです)

    父は私に音楽教育をしたことはありません。
    歌手になることは絶対に駄目だと言われていました。 

    ただ、音楽は素晴らしいものだから一緒に
    楽しんでみていたのです。
    それが、私には結果的に、自由な発想で
    音楽を聞いたり、歌ったりすることに
    つながったのですね。

    士郎さんにも届いたなら、お父さんも
    喜んでいると思います。

    ありがとうございました。
    また、おいで下さい。

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