酔い潰れたキミの隣で
数えてたピスタチオの数を
今もまだ想い出すのは
わたしにしては珍しいこと
あの頃キミと2人で
歩いた街の色も匂いも
振り向くたび変わっていくけど
時の流れに身をゆだねよう
あぁ、人はどこから来て
どこへと帰るのでしょう
出会いは偶然という名の
遠い日の約束
あの頃キミと2人で
語り明かした夢を未来を
今もまだ追いかけているのは
わたしにしても何故かわからないこと
凪いだ午後 届いた知らせ
キミに赤ん坊が生まれたんだね
わたしは一度だけ間違えたみたい
あの時わがまま言えばよかった
あぁ、時代は過ぎて
歌と共に消えていくけど
もう一度生まれ合わせても
同じこときっとまたくり返す
酔い潰れたキミを背負い
いつも帰ったあの部屋も今は
記憶の中にあるだけなのに
聞こえてくるのはキミの寝息